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2019年8月15日 : ニュース

「褒め合い」で業務円滑に ベンチャー企業 制度化広がる


(2019年8月5日熊本日日新聞参照)
 若い社員が多いベンチャー企業を中心に、社員同士が褒め合う制度をが設ける働きが広がっている。普段は言わないこともあえて口にすることで、コミュニケーションを活性化させるのが狙いだ。褒めるための飲み会を開く会社も登場している。

朝会、飲み会・・・気持ち盛り上げ 能力伸ばす
 「皆さん、おはようございます。いつものように1分間、褒め合いましょう」。司会の掛け声を合図に、会議室に集まった約70人の社員が一斉に笑顔で話し始めた。企業向けマーケティング支援などを手掛ける「揚羽」(東京)は、毎週月曜日の朝会の冒頭、隣に座った人同士が褒め合うのが決まりだ。気分が憂鬱になりがちな休日明けの朝、一気に気持ちを盛り上げる。
 
 取り組み2年
 営業と経理の社員の間では「伝票の処理をスムーズにやってくれて、ありがとう」「金額とか会社の住所とか、きちんとしていて助かる」などのやりとりが。2人はルーティンの仕事もちゃんと見ていてくれていてうれしい」と話していた。
 同社がこの取り組みを始めたのは約2年前。当初は照れくさそうだった社員らが、今では積極的に声を出すようになり、朝会が明るくなった。他社の人事担当者の見学も多いという。

 会社が費用負担
 高卒者向け就職・採用支援の「ジンジブ」(東京)は、「褒め二ケーション」と名付けた飲み会を不定期に実施。先輩と若い社員が数人一組で、お酒を飲みながら褒め合う。費用は会社が負担。否定的な発言は一切禁止だ。
 また、「いい顔で生きよ」「礼儀を重んじよ」など会社の行動指針を実行した人を社員同士が投票し、月初の朝会で表彰する。「数字が仕事の結果に表れない間接部門も含め、若い社員に自分は認められている感じてもらうのが狙い」と人事担当者は話す。

 業務外の事でも
 「歓迎会の幹事お疲れさま。いい企画で盛り上がったね」と、仕事以外のことで褒め合うのは、ネット広告などの「フェズ」(東京)だ。社員が会社のウェブサイトを通じて投票する。3ヵ月に1度、人事部が集計して1票に付き3千円の商品券をプレゼント。票数の上位者にはメッセージをしたためた「サンキューカード」手渡す。
 担当者は「ベンチャーなので仕事では数字を求められる厳しい面が多い。業務外の事柄で感謝の言葉を出し合ってもらい、仕事に影響を与えたい」としている。
 かつては若い社員を厳しく育てる企業が多かったが、褒めることで能力を伸ばそうとの考えも広がっている。