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2019年5月30日 : ニュース

認可保育 4人に1人落選 待機児童75自治体を調査


(2019年5月19日熊本日日新聞参照)
~熊本市3~5歳児入所6割~
 昨年4月時点で待機児童が100人以上の居や町などを対象に、認可保育所や認定こども園の今年4月入所の状況を尋ねたところ、待機児童の大半を占める0~2歳児の約4人に1人が落選していることが分かった。比較的入所しやすいとされていた3~5歳児もほぼ同水準だった。政府は待機児童問題解消に向けた受け皿整備に取り組むが、需要に追い付いていない実態が明らかになった。10月からの幼児教育・保育無償化で今後、保育ニーズが増えることも予想される。

無償化で競争激化/深刻な保育士不足
待機児童ゼロ課題多く

【解説】今年4月の認可保育所選考で、0~5歳児の約4人に1人が落選していたことが分かった。10月から幼児教育・保育無償化でさらなる競争が激化や保育の「質」低下を懸念する声は多く、質に配慮しながらの量の確保には課題が山積みだ。安倍政権は2020年度末までの待機児童ゼロを目指すが、実現への道筋は見えない。


3歳児でも保育所入れない
受け皿整備 追いつかず

 3歳でも認可保育所に入れない-。希望する施設に入所できない「待機児童」は大半が0歳~2歳児で、自治体は2歳以下用の施設設備を優先させてきた。だが、0~2歳向けの施設にしか入れなかった場合、3歳で卒園になるため、再び保育所探しを余儀なくされる。原則全世帯が無償化される3~5歳児の保育需要が高まれば、さらに「3歳の壁」が厚くなる恐れもある。「施設整備が追い付かない」。
 神戸市の担当者はため息をつく。市は保育ニーズの高い0~2歳児の受け皿を増やすため、政府が2015年度から導入した「小規模保育所」などの地域型保育を積極的に進めてきた。小規模保育所は定員が6人以上19人以下の保育施設で、3歳未満を受け入れる。少ないスペースや職員数で済み、開設しやすいメリットがある。
 3歳以降の新たな預け先としては認可保育所に希望が集中。認可保育所は小規模保育所卒園児を優先的に受け入れるよう求めており、国が自治体に仲介を促しているが、入所が確約されるわけではない。神戸市では3歳児の落選者数が前年より増えており、3歳児以上の受け皿整備が新たな課題として浮上している。