コロナ禍 就職活動に変化
新型コロナウイルスが今も、県内大学生の就職活動に影響を与え続けている。一部業種では採用に意欲を見せているものの、業績悪化が続く航空業界などは採用を見送るケースもあり、余儀なく進路選択の見直しをする学生もいる。
「採用が無いと知った時は涙がでた」。航空会社の客室乗務員を目指していた熊本学園大4年の城本奈央さん(熊本市)は各社の採用見送りを知った時の衝撃を語った。城本さんは大学で勉強しながら専門学校に通い、夢の実現に向けて努力を重ねてきた。
オンライン面接 自己PRに腐心
「就活を見送って来年のチャンスを待とうか」とも思案したが、別の業種の企業も視野に就活を始めた。コロナ収束に見通しが立たない状況の中、「可能性を広げ、社会人としてのスキルを磨こう」と前向きに切り換えたという。そして慣れないオンライン採用面接に臨んだ城本さん。これまで勉強してきたことを生かしながら、「面接官と、できるだけ目を合わせ、自己紹介する際も、名前を覚えてもらえるような言葉選びを心掛けた」。また大分県別府市の立命館アジア太平洋大4年の中川清華さん(宇城市出身)は、コロナ禍で対面での会社訪問ができず、「ビビッとくる」(中川さん)企業選びに苦労したという。「画面越しでは、オーバーリアクションぐらいでないと相手に熱意が伝わらない。笑顔も大切です」。
負担大きい県外 安定求め地元に
コロナ感染拡大など将来への不安から、安定・地元への就職を優先する学生の声もある。熊本学園大4年の中村朱李さん(熊本市)は、地元勤務を条件に5.6社に絞った。県外での就職は金銭的負担が大きいことが理由だが、「コロナで社会や生活がどうなってしまうか分からないから」と明かす。その後、県内の食品メーカーに内定した中村さんは、「今年は公務員や郵便会社の人気も高い。学生達は安定を求めているからではないか」と話す。
一方で、7月を迎えても粘り強く就活を続けている女子学生も。彼女は既に教育関連の会社など複数社からの内定を得ているが、「海外に渡って子どもたちを支援するのが夢。その夢につながる仕事がしたい」と、今後も就活を継続する考えだ。(藤山 裕作)
(熊本日日新聞 2021.7.10より抜粋・引用)
コロナ禍での就職活動における課題・不安は山積みのようです。画面越しでの面接も非常に神経を使いそうです。表情が読みとりにくい、感情が伝わりにくいといった問題もあるようで、オーバーに自分の感情を伝えなくてはなりませんがとても難しそうです。更に経済の乱れも含め、先の見通しが立て辛い状況になって仕事選びも難航していることかと思います。しかしながらワクチン接種のスピードも加速してきており、私自身も先日1回目を接種して参りました。日常を取り戻すことはなかなか難しそうですが、新たな生活様式を確立するためにも節度ある行動をとっていきましょう。
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