世界文化遺産3年 崎津集落の歩み

トピックス2021/7/27

「道の駅」増え 周遊性向上

 

 昨年の大型連休(4月29日~5月6日)に天草市河浦町の崎津集落を訪れた観光客は、新型コロナウイルス禍で645人に激減した。しかし、今年(4月29日~5月5日)は4843人と大幅に回復。改めて人気の高さを示した。2018年7月の崎津集落の世界文化遺産登録は、道の駅の新設や民間による新たな旅行商品開発など、観光浮揚に向けた取り組みを活発化させる契機となった。観光客の周遊を促し、滞在時間の延長を目指して「七つの道の駅構想」を進める天草市。「崎津集落ガイダンスセンター」は、登録直後の18年12月、土産物なども販売する道の駅「崎津」に生まれ変わった。

 

 翌年6月にはイルカウォッチングの拠点となる「市イルカセンター」(五和町)、今年3月には住民手作りのかかしを展示する「宮地岳かかしの里」も開業。これで道の駅は5カ所となった。平山高広・市観光振興課長(53)は「道の駅は循環型観光の拠点だ。周遊性が増し、大型連休の崎津集落への来訪者の増加にもつながった」と胸を張る。

 

 観光活発化の契機に

 

 ただ、道の駅「崎津」には飲食施設がないことから、戸惑う観光客もいるという。市観光振興課は、集落観光や教会拝観のマナーなどを説明する場としての位置付けを強調。「登録後、集落内には新たに2軒の飲食店が出店し、現在3軒ある。飲食できる場所は、職員が周辺の店の含め案内している」と【役割分担】に理解を求める。崎津集落を核とした周遊性の向上は、周辺の観光スポットにも好影響を及ぼしている。

 例えば「天草のラピュタ」と呼ばれるアコウの木が人気の同市天草町の西平椿公園にも、大型連休中は大勢の観光客が訪れた。公園を管理する西平カメリアクラブの白迫修一会長(69)は「コロナ禍の中、ドライブぐらいは楽しもうと思った人が多かったようだ。道の駅が増えた効果は大きい」と歓迎する。

 

 民間業者も新たな取り組みを始めている。九州産交ツーリズム(熊本市)は、崎津集落を海から眺め、「天草版青の洞窟」と称される伏魔洞を巡るクルーズツアーを開始。出発地の下田温泉(同市天草町)からも期待の声が上がる。下田温泉旅館組合の藤本貴士組合長(47)は「崎津集落の世界文化遺産登録という好機を、それだけに終わらせるわけにはいかない。新たな道の駅や伏魔洞を生かして魅力を増やし、これから巻き返したい」と力を込める。

(熊本日日新聞 2021.7.25より抜粋・引用)

 

私も趣味の魚釣りで以前何度か足を運んだことがある町です。日中はとても海がきれいで夜は空気も非常に澄んでいた為か、星空がとてもきれいだった記憶があります。コロナの影響で観光客も減り、大変なご苦労があったことかと思います。しかしながら今までの当たり前が無くなった時にしか、その状況を打破する為の知恵というのは出てこないものだとも思います。その努力が実った時というのは、想像もしていなかったような相乗効果や影響があるものだと思います。オリンピックも盛り上がり、活気に満ちている今日この頃ですが、その傍らでは確実に増え続けているコロナウイルス新規感染という恐怖もあります。現状否定をモットーに日々改善!上記記事のような取組事例を参考に新しい生活を構築していきましょう。

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