テレワーク生産性低下 経験者調査「出勤時の8割に」

トピックス2021/3/16

 テレワーク時の仕事の生産性は出勤時に比べ、84.1%に低下ー。パーソナル総合研究所がテレワークを経験した約2,600人に生産性がどう変わったか尋ねたところ、下がったと答えた人が多かった。政府は新型コロナウイルスの感染拡大防止で、企業にテレワークの推進や出勤者7割削減を求めているが、コロナ下で仕事の効率をどう確保するか課題となりそうだ。

 調査は昨年11月、従業員10人以上の企業の正社員を対象にインターネットで実施。64.7%が「出勤時より生産性が下がった」と答え、「上がった」は16.6%だった。出勤時の生産性を100%として、テレワーク時はどのくらいになるか選択式で尋ねると「80%」を選んだ人がっもっとも多く、回答者の20.1%を占めた。効率が良くなった人は少なく、「変わらない」が18.6%。回答者の生産性を平均すると84.1%となった。(2021年3月9日熊本日日新聞)